2006年03月16日

着物焦げ事件

懐華楼に来て、まず第一ハードル。制服が着物だということ!

仕事内容の説明もうわの空で「やばいかも・・」と正直思った
浴衣は着れても着物は自分で着た事がない
タブリエはカッコよく着こなせても
ぶら下がる着物の前ではまるで無力の私だったm(_)m
4日間T先生の優しい指導のもと形だけはなんとか一人前になったが
まるで昼ドラに出ていた仲居“はるちゃん”風の着こなし・・
慣れない着物を着たまま2階の拭き掃除をした
背中に妖怪でも乗せてるような重さでいつもよりもハードな床掃除
ふとひと息ついた時
「昔の女性ってこんなふうに着物を着て掃除してたんだなぁ」
と一瞬苦労を分かったような気になる

当たり前かもしれないが着物というのは後戻りできない
正確には「あらっちょっと気になるこの部分直そうかしら」と思ったら
1歩進んで10歩戻る覚悟が必要
最初1週間は着終わって「さあ仕事するぞ!」と思ったらなぜか1本紐が足元にあった・・
ということが2、3度あった
しかも初心者の私はどの部分のものかも分からない
しかし後戻りはできず「前進のみ!」「なんとかなるか!」と自分に言い聞かす
着物というのはある意味ポジティブな衣類であり
その前向き精神を養うのによいのかもしれない

その大切な戦闘服を
ストーブにくっついて暖をとっていた時に焦がしてしまった・・・
私「女将さん!事件です!私の着物が燃えました!!」
女将「ほな、その部分切り取って明日からミニでお願いするわ~」
明日から懐華楼は“ミニ着物喫茶”か?!
私「社長すみません!着物燃やしてしまいました!」
社長「ほ~そうかぁ。あんた燃えんでよかったなあ」
正反対な反応の二人が私は大好きだ
「事件は会議室ではなく現場で起きるものだ」という織田裕二のセリフを思い出し
着物同様、前進あるのみ!で今日もまた一歩成長した気分だった・・・

comments

「ダラけっ!!!」 あと一枚燃やしたら、怒るよ! あっ、イヤっ、怨みますから。 頑張ってください。応援していますよ。

  • 謎の美女
  • 2006年03月26日 08:06

すんません!!がんばって出世して恩返しいたします!

  • きまよ
  • 2006年03月26日 23:44
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