2006年03月19日
副社長参上!!
懐華楼に入社して初めてのミーティング。でも私はミーティングよりも副社長に心を奪われていた・・・
その日のお昼すぎ、顔を出した女将さんが私に言った
「副社長にまだ会ったことなかったの?そっかあ。ホトケさんみたいな人やわ(笑)」
それから私は仕事どころではなかった
まるでキムタクでも待つかのように、
まるで初めてのお見合いでもするかのように
ワクワクして夕方までの時間がとても長く感じられた
PM5:00
初ご対面・・・彼の第一声に私は耳を疑った
「どこかでお会いしませんでした?初めてじゃない気がするなぁ」
このセリフどっかで聞いたことある・・・“あっ社長と同じこと言うてる!!”
もちろん本人は気付いてないがDNAってすごいなぁとひそかに思った
何も知らない女将さんは
「えー、二人前世で会ったんかなー!!!」
と大口開けて笑っていた
ホトケ様の第一印象
もの静かな口調、おだやかで品のある紳士
きっと突然地球が宇宙人に侵略されても、
彼は古びたアンティークのイスに座り、新聞を読みながらいつもどおりコーヒーを飲み、
バッハの曲を聞きながら窓を見て「今日の天気はどうかなぁ」と変わらずたたずんでいる気がする
彼が席を立った時すかさず女将さんがこっそり耳打ちをした
「彼すごい人よ。ものすごく細かくモノを見てる。普通の人と違うわよ」
たしかにあの優しげなメガネの奥が時々キラリと光り、鋭い質問が飛んでくる
それにしてもこのホトケ様と女将さん
夫婦とは思えない絶妙なバランス(笑)
何をかくそう、実は私、B社長(ホトケ様のお父様)と女将さんが夫婦だとずっと勘違いしていた
“あっ、もしや女将さんのふたまた?!”
“いやいや、そんなわけないか・・”
そんなことばかり考えていたので
あっという間にミーティングは終わってしまった
「おつかれさーん」
そう言って二人が帰った後、私は肝心なことを思い出した
“あっっ!!!ホトケ様に手合わせるの忘れたーーー!”
次回は必ず手を合わせますから、ひとまず先払いでご利益ありますように・・・
心で一人つぶやいた
- by strobel
- at 15:02
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