2006年03月28日
バス通勤
学生以来・・・○年ぶり、久々のバス。これが毎日なかなか楽しい!
金沢は1人1台車を持つほど交通不便な町
どこ行くにも家から目的地まで車で移動
車庫まで歩き行き先の駐車場で降りるためほとんど歩かない
というワケで、人とすれ違ったりばったり会ったりという事は基本的に少ない
懐華楼へお勤めするにあたり私は久々にバスで通勤することになった
バスの進化からすっかり取り残されている私は“アイカ”というものに初めて出会った
なんでもテレホンカードのようなこのカードを今の人たちはお金の支払いに使ってるらしい
乗り口で「ピッ!」とこのカードを機械にあて、降りるときも運転手の隣で「ピッ!」機械にあてる
“便利だし今度からこれに変えようかなあ”と思っていた矢先、
「ピッ!」に失敗したお客さんが運転手に叱られているのを見た瞬間、やっぱりやめようと決意した
機械に弱い私は毎日この機械を使いこなす自信がない
「そんなん、あてるだけや!」みんなは言うけれど、
毎日降りるときに失敗してないかドキドキしそうなので
未だに古風な私は昔ながらの“回数券”というものをちぎって使っている・・・
バスを降りてから浅野川を渡って東山へ向かう
毎朝この浅野川を見るのが私の習慣、楽しみなのだ
毎日表情の違うこの川
優しくその季節の色で流れ、静かに、そして風情たっぷりの姿で私たちを楽しませてくれる
今はちょうど浅野川園遊会の準備のためぼんぼりがついたり、旗が飾られたり、ステージができたり
楽しいイベントの雰囲気に様変わり中だ
私は橋を渡るときいつも川に向かって「おはよう!」と声をかける
たまにすれ違った自転車の人が私を怪しんで見ているが・・・
そう言えば今日梅の橋を渡る人を見たとき、なぜか中国の蘇州を思い出した
金沢の姉妹都市でもある蘇州と、似ている優しさがこの川にはあるのかもしれない
それから交番を曲がり東山に入り魚屋のオジサン、八百屋のお父さんとあいさつするのが私の日課
私「おはようございます!」
魚屋「おは~よう、ござ~い、ます!」←イントネーションにとても特徴あり(笑)
少し進んで
私「おはようー!」
八百屋「おはよーさんー」
二人ともいつも忙しそうに手を動かしながらあいさつしてくれる
日によっては近所のおばちゃんが「いってらっしゃいねー」と声をかけてくれる
私の今日はここからすでに始まっている
たまに知合いに会い、ついつい立ち話
たまに雛人形を飾っているお店の前にいるギャラリー(近所のおばあちゃん達)にまじって一緒に鑑賞
東山は猫も道路で昼寝したり、軒下に雨やどりに来たりのんびり時間が流れる町なのだ
「タイムスリップしたみたい!!」
お客さんは口を揃えて言うけれど、それは決して建物、町並みだけでは醸し出せないもの
ここに生きる人達によって作られた空気だと私は思う
そんなステキな町で働く自分を少し誇らしげに、今日も楽しい一日がスタートする
- by strobel
- at 07:45
comments
バス通勤‥私も社会人になって早〇年…。バスにはめっきり縁がない。すっかり車のラクチンさに慣れてしまった。でも貴女の話を読み、古都金沢の四季折々に触れ、昔ながらの町並みを歩きながら通勤するのを羨ましく思います。誰とでも挨拶を交わせる町‥イイですよね☆ 私は毎日重い腰をやっとの思いで上げながらの通勤。先日まで仕事に対して大スランプ中だったのです。今は落ち着いたというか諦めたというか…。行き着くトコロまで辿り着いてしまい達成感を得られない日々に飽き飽きしていたのです。人生、目標を持つのは大切だと実感するこの頃です
悩める魔女カオリンへ
自分の達成感のために頑張るってステキなこと!
カオリンは何に対しても向上心があり、いつも頑張っている姿は尊敬してしまいます・・・
「継続は力なり」自分では気付かないかもしれないけどやってきたことちゃんと自分の実になっているはず
私はいつもすべては“必然”だと思っています
どんなことも必ず意味があって自分に起きているということ
そしてそれを考え続けた人には向こうから答えがやってくると信じているから何が起きても楽しめます!
きっとカオリンが悩んだ期間も次へのステップアップの準備
さらにいい女(魔女)となるあなたに負けないよう私も頑張るわ!
校長より