2006年05月25日

5月25日

2年前の今日、私はイタリアの旅に出た。“冷静と情熱のあいだ”の二人がドゥオモで再会した日だ

イタリアでの出来事
ミラノで今話題のダビンチ『最後の晩餐』を見損ねた!(次回は必ず・・・)
ベネチアでゴンドラに乗りイカ墨パスタを食べた
フィレンツエでドゥオモに登り、ローマでトレビの泉にコインを投げた
私の祖父(父方)はローマを訪れている
一人でツアーに入り、私と同じようにトレビの泉にコインを投げた
後に知ったのだが、私のもう片方の祖父(母方)もシチリアに来ていた
今は亡き私のおじいちゃん達が、二人ともイタリアを選んだ
私はその理由がとても聞きたかった

バスから見る景色はとてものどかで、赤いポピーのような花がいたる所に咲いていてキレイだった
街全体が美術館のような国
古いものは日本のように壊したりせず、修復して守っていく国
絵画も彫刻も建物も橋も公園も古くてカッコいい・・・私がイタリアで見たものたち

メインはシチリアだった
見たこともない青い空
夕方には太陽の光が雲に移り、ピンク色の空になる
毎日空ばかり眺めて歩いた

忘れもしない6月1日の朝、私は不思議な夢を見た
親友が空の模様のワンピースを着て現れ、私にこう言った
「空がキレイに見えすぎる時は気をつけなさい」
この日、シチリアの最南端に3時間バスを乗り継いで降りた
隣にいた見知らぬ外国人の忘れた財布を届け、自分のカバンをなくすドジをした
「私ここでコジキになるんだ・・・」と覚悟した瞬間だった
その後何とか親切なイタリア人に助けられ、街に戻り、カバンもバス会社で見つけてもらった
同じ日、親友は日本で原因不明の頭痛で苦しんでいたらしい
帰国して、不思議なことがあるもんだと片町で酒を飲んだあの日からもう2年・・・

2週間のイタリアで発見したこと
自分のできない部分、それもたくさん!!
現地の子供以下の言語、能力
バスに乗るどころか、キップ一つ買うのも苦労する
アナウンスのないバスがどっちに向かって走っているのか着くまで不安だらけ
こんなに真剣に毎日地図を読むなんてこと
今まで経験しなかったことばかり

誰も自分を知らない場所で本当に一人になった時
道で地図を広げて立った時、歩いた時、感覚が鋭くなり今まで見えなかったものが見えてくる
自分自身がシンプルになっていく感覚
まず自分を知るということが前進への1歩となる

イタリアから帰った時あの青い空が恋しく、ホームシックの逆バージョンになった(約3ヶ月間 笑)
これからもずっとこの日が来るたびに・・・私はイタリアを懐かしく思い出すだろう

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