2006年05月26日

水曜の夜

再びドクターKによる『Tenor Concert』。今回は金沢文芸館に上陸!

ドクターKの病院に行った
私もここの患者の一人
K「あっ、そういえば来週コンサートやるんだよ」
グットタイミングで病気になってよかった!?
チケットを見せてもらった私はすぐさま“コ・ン・サ・ー・ト”と、手帳に書いて一緒に行く仲間を探した

水曜夜7時
毎日バスを降りて前を通る金沢文芸館、中に入るのは初めてでワクワクする
ドリンクをもらってイスに座る
“あっ、M宮司さん!!”“あっっ、最近音信不通だったM田様!!!”
見つけて嬉しくなり子供のようにはしゃいだ

アットホームなコンサートが始まる
季節の歌、日本の名歌etc
私も大好きな“蘇州夜曲”
オバちゃんが「いや~ホントにいいわぁ。先生もいっぺん歌って~」
K氏はちょっと照れたようにお礼を言う
突然曲が止まるハプニング
「すいません、全然違う歌詞歌ってました!!」
会場爆笑!
そういうハプニングがまた楽しく、我が家のようにくつろぐM宮司は
「そんなことなんも分からんかったわ~」と声援ともヤジともとれる声を送る
・・・ふと見ると、ドリンクバーの隣に座っていたM宮司
ワンドリンクのはずが、フリードリンクで楽しんでいた
前回も思ったのだが、歌というのは不思議な力を持っている
タキシードを着て歌うK氏が、普段私が知っている人とは全く違う人物に見え
銀行だった文芸館の室内は、まるでイタリアの田舎町の小さな教会のように思えてくる

10分ほどの休憩時、私は歌手ドクターKに近づきささやいた
私「リクエストOKですか?私『四季』が聞きたい!!」
K「いや~、アンコールも決まってるし突然で用意ないからなあ。また今度ね!」
K氏のスマイルには私のワガママもお手上げだ

今回はK氏のMCがとても楽しかった
最小観客2人の話、屋根の上で歌った話、故郷の話etc・・そのたびに会場で笑いが起きる
観桜会の時もそうだったが、K氏は意外にも男性支持率が高いのだ
カラオケぐらいしか歌を知らないおじちゃんも「あの先生の歌よかったなー」と言い
○場分団分団長も「しかし・・あの先生の歌、自分は素晴らしかったと思います」
と、石原裕次郎並みの男気と貫禄で言われた(この方に関しては次号また書くつもり)

アンコール曲、イナバウアー荒川静香が金メダルをとった『トゥーランドット』
プッチーニが死んでしまい、書き終えれなかった曲
北京の怖いお姫様が求愛する男達に3つの難問を出し、できなかった男達の首を切っていく・・・
“眠ってはいけない”というこの歌曲の意味をK氏が教えてくれた
最高潮に盛り上がる
M宮司が立ち上がり「すたんでぃんぐおべーしょんだ」と言った(笑)
私達もM宮司に続いて立ち上がった
あっという間の1時間半だった

この日、実はこの文芸館の五木寛之が金沢に来ていたとのこと
スケジュールがあえば、是非にもK氏のコンサートに来たかったらしい
金沢のステキな場所をまた一つ知った夜だった

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