2006年06月24日

シチダンカ

私の一番好きなアジサイの品種。その昔、幻の花と言われた由来がある

シーボルトが『日本植物誌』で紹介して以来
日本人の誰もがその実物を見たことがなく“幻のアジサイ”とよばれ長い間探し続けられてきた
そして130年後・・・偶然六甲ケーブルの西側で発見されたとのこと

一番好きな色は薄水色
シチダンカはヤマアジサイの八重化したもので、他のものと少し花の形が違う
ガクアジサイのように周りしか花びらが開かない
そう言えば、この花びらに見える部分は実はがく片(装飾花)で
本来の花(正常花)は中心の咲かない部分だった気がする

白、紫、ピンク、ブルーetc
アジサイはその土壌によって花の色が変わるのは有名な話
酸性は青色の花を作り、アルカリ性は赤色っぽい花を作る
土質や開花後の日数でどんどん色が変化するアジサイは“浮気花”と言われたりもする
日本人が花の色の変化に注目し“移り気な心”と花言葉で表現したのに対し
フランスでは、色の変化より咲き続ける点に注目して“忍耐強い愛情”と表現している

子供の頃家にあったのは、ピンク色や紫系のアジサイだった
今、懐華楼の前にあるのはアナベルという品種の白いアジサイ
たくさんの色や品種があるが、共通しているのは雨が似合う花だということ
“だったらまさしく金沢にピッタリの花だ!”
今日水やりをしていて気付いた私の小さな発見

私の友人は会議の帰り道「職場のアジサイが咲いた」と、その造園屋さんに報告に立ち寄ったらしい
花が咲いて喜ぶ彼の感性を、私はステキだなといつも思う

私は前世、水色のアジサイだったが(自称)
次生まれ変わるなら、今度はバジルがいい
「アジサイは何となく分かるけど、バジルは何で??」
友人に聞かれた
・・・全身あの香りになりたい
この移り気な心は、私の前世がアジサイだった証拠なのかもしれない(笑)

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