2006年07月07日
広上のオール・モーツァルト
モーツァルト生誕250周年コンサート。久々に音楽堂到着
友人と会場を歩いているといきなりイトコ発見!
声をかけると家族に内緒で来ていたらしく、聞いてもいないのにお忍びだとうるさい
附属小学校の教師である彼は音楽も専門で教えていた
「このさ、1曲目がだいたい10分、2曲目が多分20分。その後休憩で3曲目50分くらいあるよ
今日のメインはこの3曲目よ。これなかなか生で聞けないぞ」
運良く前知識をもらいちょっと得した気分で席に着く
そう言えば、バイオリンの先生が昔
「オーケストラを聴くとき、どんなに席が後ろでも真ん中に座ること」と言っていた
それ以来、可能な限り私はその言い付けを守っている
この日の2曲目もそうだったが、私はバイオリンのソリストが好きだ
澄んだ高音が天に届くようなあの何ともいえないような響き
オーケストラを従えて堂々と弾く姿
そしてオーケストラが始まる直前の、演奏者達が音を合わせている時が一番楽しみな瞬間
私の祖父は、若い頃バイオリニストだった
今でいうアンサンブル金沢のようなところに入っていて、家でもよく弾いていたと祖母が言っていた
その後は趣味で三味線を弾いていたが、実はバイオリンも三味線もとてもよく似ている
ピアノのように弾いたら音が出るのではなく、まず音を作ることから始めなくてはいけない
そういう楽器は、何よりも耳ができていないと美しい音を出すことができない
見ているよりもずっと難しい
話はそれてしまったが、モーツァルトといえば映画『アマデウス』
友人の勧めで見たら面白く、結局4、5回見てしまった
映画の中の彼はひょうきんで少し下品で、天才というよりはとても人間くさい
今回のメイン“グラン・パルティータ”
ウィーンの宮廷音楽家サリエリがモーツァルトと出会う場面で印象的に演奏され
自信家サリエリを打ちのめす曲であるらしい
モーツァルトらしい軽やかさで演奏が始まる
指揮者はまるでダンスでも踊っているかのように楽しそうに、エレガントに
またある時は激しく棒を振り、自在に演奏者達を操る
目をつむると、より深く音が脳に入ってくる
・・・と、隣を見ると友人が気持ちよさそうに眠っていた(笑)
さすがはモーツァルト!!α派がたくさん出ていたに違いない
「やっぱ生っていいよね~」
演奏が終わった帰り道、専門的な感想を述べられない私達はそう言いながら歩いた
“ビアガーデンの帰り道もきっと同じ事を言うんだろうなぁ”
急に一人で可笑しくなって、連れに内緒でこっそり笑ったのだった
- by strobel
- at 00:11
comments
アマデウス
いいよね~。偶然にも今日はセンターの研修で音楽の指導法なんかをお勉強してきちゃいました。イトコのセンセイ、覚えているよ!いよいよ、学期末の成績付けのシーズンです。その合間をぬって、私もまだ歌ってるよ~。ピアノはからっきしですが、やっぱりいいよね~音楽は。感性を磨いてますます素敵な女性になろうね。
ししし。
アルファ波で熟睡した本人でやんす。
こっぺとシメサバ、美味でしたw
(あの日のオイラの幸せ絶頂の瞬間)
・・・すんません汗
昔、小学校の音楽室。モーツァルトの絵の目が動くって騒がなかったっけ?!何だか急に思い出した(笑)ふくちゃんの歌った“初恋”今でもよく覚えてるよ。本当に歌が好きな女の子だった。またいつか聞かせてね(^^)
どういたしまして!sawaraちゃんのおかげで楽しいコンサートだったよ。感謝!!