2006年09月21日
信貴山縁起絵巻
日本アニメの源流。最初で最後の三巻全画面同時公開
平日にもかかわらず、たくさんの人だかりができていた
今週に入り入場制限になるほどの人気ぶり
知人に言われた通り、まずビデオを見てから挑むことにする
おかげでストーリーがだいたい把握でき、とても分かりやすかった
修復されているとはいえ、平安時代のもの
色彩、墨色が本当に美しい
登場人物の表情はとてもユニーク!
オーバーリアクション気味に驚いた様子などが可愛い
巻物なだけに物語りは1ページがずっと続いている
もちろんセリフの吹出しなどないがうまくストーリーが流れていく
場面と場面の間に霧がある
これが時間の経過を表したり場面の転換を表す
「うまいなぁ・・・」ついついひとり言(笑)
アニメと言えばマンガ
小学校の時初めて買ったマンガは『あさりちゃん』
中学生になって『ガラスの仮面』にはまった
主人公が夢を追いかける命がけの姿が好きで、私も彼女になりきってよく読んだ
自分の想像の世界では私自身がその主人公である
「私、本当は女優になるべき運命なのでは・・・」この時まかり間違って思ったこと(笑)
今思うと入り込みやすい人ほど勘違いするため、結構危険な代物になりうることもある
その頃周りでは、紡木たくの『ホットロード』が流行っていて
みんな髪を染めスカートを長くして、男言葉を使い不良になりきって歩いていた
友達何人かは本当に暴走族に入ってしまった
マンガの影響力はすごい
信貴山縁起絵巻は、当時位の高い女性を対象に書かれたのではないかと言われている
読み手の女性を想像し、私の『ガラスの仮面』のようになりきって読むのも一つの楽しみ方かもしれない
- by strobel
- at 08:32
comments
これは自分の独断ですが、この時代の絵巻、物語、和歌集等は、人に見せる為にではなく、神仏に奉納する為に創られたのではないかと思われます。だから本物は一切世に出ることなく写された(写本、模写等)ものが、世々名家に残ってきたと。
反論も有るだろうし、長くなりそうなので都築は次会ったときに、、、
うーん、さすがは勉強家s.dさん!歴史オンチの私、是非また教えて下さい(小学生のレベルで 笑)