2006年10月25日

台湾の校長先生

友人がくれたメール「君は外国旅行で心の試練に挑戦したんだね」

試練に挑戦なんて立派なことは何もないが、無謀だったなぁと今だから思う節はいつくかある
何年か前、シチリアから帰った頃
当時、私の勤めていたレストランに来る常連のお偉い大学教授が私に聞いた
「君はその旅で一体何を得たんだい?」
私は真剣に考え答えた
「・・・諦めない、ということです」
先生は「変わったこという子だな!」と笑った

誰も知らない、誰も助けてくれない、言葉も通じないそんな地に一人で立った時
今までの自分がリセットされ、シンプルになっていく感覚
魂が鍛えられるような出来事の連続の中で、自分の弱さを間の当たりにする瞬間
小さなことに感謝する毎日
(今日もお腹こわさないでご飯が食べれたとか、ベットでダニに刺されなくてよかったとか 笑)
生きてもう一度帰れるんだろうかという、今まで経験したことのない恐怖
不便不都合な連続の中で、いかに楽しむかという知恵や気持ちの持ち方
旅に出るとたくさんのことをもらって帰国するから、また行きたくなるのだと思う

現地で見ず知らずの外国人(私)を助けてくれたたくさんの人達
すれ違っただけから始まったご縁
ほんの3分ほどの出会いと別れ
もう2度と会うことのない人達、でもその温かさは一生忘れられない私の財産
友人のメールでそんなことを思い出してお店に出た

今日はたくさんの台湾人ツアー
サロンでお茶を飲むのだが満席のため何人かが立って待っていた
・・・通じるか通じないかはともかく言ってみよっか
「席なくてごめんなさい、空いたらすぐご用意しますから」
「アリガト、ダイジョウブ」
片言日本語のおじちゃんに通じた
おじちゃん二人組と私、片言英語で会話を始める
「タイワンキタコトアル?」
行ったことない、いつか行きたいと伝える
「ゼヒオイデ、マッテルヨ」
それから一緒に写真を撮ったり、抹茶の飲み方などの説明をしたりして共に時間を過ごす
「タイワンゼヒキナサイネ」
帰りを見送る私に挨拶をする二人
そのうちの一人が財布から何かを取り出した
“○○高級中学”と書かれた名刺
「タイワンキタラワタシノトコデンワシナサイ。マタアナタニアエルノタノシミニシテル」
もう一人のお連れの方が日本語で
「コノヒト、コウチョウセンセイダヨ」と言った
たった10分ほどの出会いと別れの中で、通じ合った温かい何かに私は感動して胸が熱くなった
「イツカ、カナラズ、ホントウニアリガトウ。ヨイタビヲ」
片言でなんとか気持ちを伝えた

“外国の人が困っていたら、言葉が通じるかなんてことより先に声をかけてみよう”
私がたくさんの人にしてもらった親切
“してもらったことはまた別の人に返す”
旅行から帰るたびにそう思った

そんな大事なことを思い出した一日

comments

一度は台湾の故宮博物館へ行きタカネ。
そのときの為に、ストローさんの不思議な人間術で知り人を
何人かゲットしといてホシカ-
外国の人に日本の歴史や精神構造を細かく伝えたくて英会話教室へ、、 でもその時間に成ると腹痛に。50数歳にして不登校に、、ハズカシカ-  

  • s.d
  • 2006年10月25日 21:41

英会話頑張って!伝えたい思いはきっと相手に分かるはず、あとは技術だけ(^^)

  • きまよ
  • 2006年10月27日 00:40
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