2006年10月12日
お引っ越し
上越にいた弟分が金沢に帰ってきた
「おっかえりーー!引っ越し手伝い行くからねー」
手伝いなんて単なる口実で、一刻も早く彼の顔が見たかったのが本音
“少しはたくましくなったのかしら・・・”
お姉ちゃんというよりは母のような気持ち
“ちゃんと会社で仕事してるのかしら、他の人にご迷惑かけてないかしら”
出来が悪い子ほど可愛いというのはこのことだろうか、すっかり私もオバちゃんである(笑)
男の子というのは少し会わない間に急に成長していたりして、見ていてとても楽しく頼もしい
引っ越しそばを食べに出た
「男っていうのはね、外に出たら7人の敵がいるのよ」
私の意味不明な説教を彼はニコニコしながら聞いている
そして分かっているのか分かっていないのか、たいてい曖昧な受け答えをする
「ちゃんと聞いてるの?!」
私の喝にも慣れたものだ
一緒に行った友人と片付けに取りかかる
ところがほどいた荷物のあちこちから思い出の写真やら寄せ書きやらが出没
そのたびに「この時さ~」と話に花が咲いて、いっこうに“お引っ越しの片付け”は進む気配がない
子供の頃、大晦日の大掃除・・・
アルバムやら手紙やら出て来るたびに広げて掃除が終わらずよく母に叱られたものだ
こんなことでは片付かない!
あらためて気合いを入れ、洗面お風呂場担当
「これどこに置く?」
リビングに聞きに行くと約1名・・・写真の整理をしている
「今なぜそれをするわけ???」一同大爆笑
気を取り直して掃除掃除・・・
今度は上越の送別会でもらったらしい変なパンツ発見
洋服の上からはいて盛り上がる(笑)
結局はだんだん面倒になり、本人の許可無しに不要と思われるものを私のジャッジで捨てていく
厳密には片付け完了ではないが、とりあえず座れる歩けるスペース確保で終了
「よし!みんな集めてここで鍋パーティやろう~!!ドンちゃん騒ぎやるぞー」
私の提案に、明日からの仕事以上に不安な表情を見せた彼だった
- by strobel
- at 22:15
comments
楽しげな現場が,目に見えるようばい。
彼のために一言、、「おいは、結構出来はヨカとよ」
心を開いて何のわだかまりや野心も無い純粋な関係が羨ましいです。仲間に入りたい物です、年齢制限が無ければ?????
年齢制限もちろんありません(笑)
s.dさん、「おい」とは「俺」の意味でしょうか・・・