2006年11月17日
傘
仕事の帰り道。雨が降った・・・冷たい雨
いよいよ冬だなぁと感じる
先週は2回ミゾレを見た
兼六園の隣の坂道を歩く人達
一人、広げた傘を外して空を見上げている男の人がいた
“どうしたのかしら”自然と目に止まった
雨に濡れたかったのか、空を見たかったのか・・・彼にしか分からない
急に友人のことを思い出した
苦労が目に見えている結婚をしようとした彼女
周りは一人残らず反対した
住む家は?彼の収入は?
「ホレたハレただけでは結婚続かないと思うよ」私もそう言った
「家なんて・・・屋根があって雨をよけれる程度でいい。傘よりマシでしょう?」
優しく笑っていた
結婚する何年か前
彼には別に好きな人がいた
「彼が幸せになれるなら応援したい」
彼女は心からそう言った
“無心に与えあい続けることは 夢の道端に咲く花のようだ 誰に出来ることなのだろう”
マッキーだったかそんな歌詩があったが・・・
彼女はそんな野花のようにステキな人だと今でも思う
「彼の傘みたいなものでいい」
そんなことを言った女の子もいた
特別な存在感はないけれど、必要なとき役に立てるようそばでいつも見守っていたいと
「ナリタイ自分に1歩ずつ近づき達成してね」
彼からもらった言葉を、宝物のようにいつも心の中にもっている
1歩ずつ歩いた先にある何かを信じて
“あの星のように 永い時間をかけてゆっくりと届く光のように
私の無数の思いがいつかあなたを守りますように”
太田朋の本のような人
雨の日は・・・いつもいろんなことを思い出す
- by strobel
- at 08:07
comments
これさ。
人称を、そっと変えると、
素敵なラブレターになるね。
・・・。
お互い、いい風に年とりましょ。
きっと、素敵な自分が見えてくるさ。
そういう感性を持ち合わせたあなたがステキよ(^^)
隣の人を大事に思い、一緒に人生を歩く人を支えて行く。
とても素敵で、また、難しいことだと思う。
“愛される事は不確かであり、愛する事のみ確かである”
私の師から教えられた言葉です。
お友達の愛しぬける幸福を願ってやみません。
「愛されることを求めるな。愛する人をただ愛するだけでいい」私の好きなお坊さんの言葉です。「私のどこを切っても師しか出てこない」そう言えるs.dさんが私は好きです!