2007年03月06日
弟
先週1週間、名古屋から弟が帰ってきた
姉の私から見てもなかなか面白いことをやらかす弟である
会社を辞めてヨーロッパを転々と旅したり、突然第7餃子を食べに金沢に帰ってきたりetc
子供の頃は今とは打って変わってひたすらおとなしく、遊びに行く私の後ろからくっついてきた
泣き虫で内向的
彼が小学校に入学した頃、イジメられていないか心配でよく教室をこっそり見に行ったものだ
(私と年子だが)老け顔なせいか、一緒にいるといつも「お兄さんですか?」と言われる
痩せていた頃は彫りが深く平井堅似だったが、太った今はその面影もない(笑)
ついでに言うと主人は非常に童顔な為、「弟さんだったんですね!」と言われることが多い
良いのか悪いのか、初対面で私たちを夫婦だと分かる人はほとんどいない
話は弟に戻って・・・
独立して商売をするらしく、その準備期間を利用して選挙の手伝いに帰ってきた
選挙では新しい出会いもたくさんあるのだが、ご縁あって再会する人もたくさんいる
ひょんなことから同級生の紹介で、私たちが通っていた保育所の園長先生に会う機会をもらった
25年ぶりの保育園
園長先生も私達が揃って伺ったことをとても喜んでくれた
「お姉ちゃんは本当におてんばだったけど、弟さんはいつもニコニコ笑って優しい子だったわねぇ」
当時は担任の先生をしていた為、教え子は全員覚えているとか
大きな積み木で遊んだり、コンクリートの小さなプールに入ったことなどを思い出して話が盛り上がった
「1年中たくさん行事をしているのに、子供ってこんなふうに何気ないことの方が覚えているのよね~」
同席した私の同級生に、園長先生は笑ってくどいた
“あっっ!この機会に保育所時代の私の最大の謎を先生に聞いてみよう!”
お残りが大嫌いだった私、食べきれない給食を机に全部押し込んで遊びに行った時のこと
別の机に仕込んで行ったのに、帰ってきたら見つかっていてこっぴどく叱られた
「先生、あの時何で私だと分かったの?!」
次から次から話が尽きない
「昔ね・・・お迎えに来たおばあちゃんがいきなり私に、『ホウキを貸して』って言ったことがあったのよ
そのホウキで子供の頭をパンッと叩いて『先生にちゃんとさよなら言いなさい!!』って怒ったものよ」
子供も逞しかったし、いい時代だったと話してくれた
外に出て弟としばしブラブラ歩いた
一緒に通った懐かしい場所、ところどころでいろんな記憶が蘇る
「全部ちっちゃく見えるねー」
いやいや、私たちが大きくなったんだって・・・
ほんのひと時だったが、いい時間を過ごした
今回彼は、選挙の作業内容を少しでも簡素化しようとしたりアイディアをくれたりと大活躍の巻だった
「また時間できたら帰るわ」
どう見ても年上に見える弟だが(笑)、私にとってはいつまでたっても変わらずに可愛い存在である
- by strobel
- at 22:26
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