2008年01月19日
成人式
・・・気のせいかもしれないが、ついこの前だった気がする
13年前
地元、厚生年金会館にて集合
中学の同級生達に久々に顔を合わす
着物を着ているせいもあり、女の子達はいつもの3割増しの可愛さ&大人っぽさ
男子はスーツあり、袴姿あり
カッコは一丁前でもふざけて騒いで中身はあまり変わらない
中間通路の前列にいた私はあちこちの局でやたら映り、妙に親が喜んだ記憶がある
テレビと言えば高校の卒業式
楽しかった高校生活、仲良かった友人達と別れるのが辛く、ガラにもなく号泣した私
家に帰ると親に「卒業式どうやった?泣いたん?」と聞かれた
反抗期真っ只中の私は、「私が泣くわけないやろ」とそっけなく答えた
夕飯時
ニュースが始まり、各高校の模様が映し出された
何だか嫌な予感・・・
「あれっ、これアンタの学校じゃない?」
そう言われて振り返った瞬間、テレビ画面に私の号泣顔がドアップで映し出された
「・・・・・・」
言うまでもないが、実家の茶の間は静寂と気まずさに包まれた
話はそれてしまったが二十歳の頃
バイト先の店長がとにかくカッコよかった
バリバリ仕事をし、いつも凛としていた女性店長
一度、その彼女が店の裏で泣いていたのを見たことがある
私は見てはいけないものを見てしまった気がして知らないフリをした
女性が仕事をする上で私達には分からない色んな大変なことがあっただろうけれど
いつも明るく元気だった彼女
自分に厳しく私達にも厳しい人だったが、とても面倒見がよく慕われていた
“あんなふうになりたいね!”
当時バイト仲間でいつもそう話していた
“私は彼女にどこまで近づけたんだろう”
彼女の年齢に近くなった今、時々思い出すことがある
今朝
起きたら顔に1本シワが出来ていた
洗ってもこすっても消えないので、取り合えず今晩はパックして寝てみることにした
大人になるって楽しいことばっかりじゃないなぁ・・・当たり前か
こんなふうに『老い』と戦う自分
あっという間に年を取るなんて、あの頃は思いもしなかった
『若さと引き換えに手に入れた財産』
ひとまずシワも、そのカウントに入れておこう
- by strobel
- at 23:36
comments